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韓国映画「海にかかる霧」観ました

ご無沙汰してます。

久々に時間ができて韓国映画を見ました!

「海にかかる霧」こちらは邦題で

韓国語では「해무」ヘム、と読みますが

意味的には同じ海の霧、というところです。


元東方神起そして元JYJのユチョンが映画初出演で、

好演しており賞も取りましたねー。

2014年の作品なので、まだ逮捕前の事です。

初々しい若い船員を演じていて

もったいない事をしでかしたもんです…

まあそれは別の話で…


内容は実際にあった事件をベースにしていますが、

この実際の事件というのがまたエライ事なんです。

2011年に起きた「テチャン号事件」

(興味のある方はググって下さい)

中国から朝鮮族の人達が船で密入国し

海洋警察の手から逃れるために

密閉空間に閉じ込めて何十人もの人が窒息死…

それを海に捨てた、というおぞましい話です。


映画ではその事件そのものはすこーしだけ

オブラートに包まれており

(実際はもっとエグい…)

どちらかというと

狭い船内という異空間で追い詰められた人間の

狂気にフォーカスが当たっています。

そしてその対比として

若く人間味溢れる船乗りと

ただ1人助かる若い密航者の女性の

息吹というかエネルギーを

描いています。


ストーリーはやや読める筋書きではありますが

安定の韓国俳優陣が

狂気に満ちた空間の中で変わりゆくさまを

素晴らしい演技力で表現しています!

怖い怖い…

ユチョンのラストシーンでの表情が

とても良いので本当に才能を活かして

頑張って更生してほしいなぁ、と

つくづく思いました。